大学卒業後、頭の先から、足の先までを診察できるような、機械に頼らず、しっかり診察できる内科医をめざし、糖尿病、動脈硬化症を専門領域に選び、当時の大阪大学第一内科に入局いたしました。非常に厳しい内科で、人間的にも鍛えていただくことができました。また、主治医の責任感を大切に全人的な医療を心がけるよう教育を受けてきました。研修先だった、大阪警察病院では、今では考えられないですが、ほとんど休みが取れないような日々でした。それでも、患者さんと目線を同じ高さに、とか、何事に対しても手を抜かない姿勢を勉強することができました。しかも、さすが、大阪の医療機関です。随所に「笑い」の要素もあり、患者さんが和んで、安心して治療を受けられるように配慮されていたと思います。3年間の研修後、阪大病院に戻り、病棟係として研修医の先生を指導する立場になりましたが、自分が受けてきた教育をなんとか引き継ごうと努力しました。阪大病院の外来も担当しておりましたが、大学病院を受診される患者さんはいわゆる重症の方が多いのですが、そのような中でも、一瞬でもいいので「ニコッ」としてもらえるように心がけておりました。大学をやめ、開業を引き継ぐ決心をした後も、できるだけ「ほんわか」とした家庭的な雰囲気を大切にしたいと思っています。
略歴
昭和63年 大阪医科大学医学部卒業
昭和63年 大阪大学医学部第1内科入局
昭和63年 大阪警察病院内科勤務
平成3年 大阪大学医学部第1内科
糖尿病研究室 研究生
平成7年 大阪大学医学部附属病院
非常勤医員
平成11年 兒玉内科醫院 副院長
平成13年 医学博士取得(大阪大学)(第16418号)
平成16年 兒玉内科醫院 院長
専門医・資格・所属学会
専門医・資格
日本糖尿病学会専門医(第2832号)
日本医師会健康スポーツ医(第0100427号)
日本医師会認定産業医(第9801941号)
日本内科学会認定内科医(第4780号)
所属学会
日本糖尿病学会
日本動脈硬化学会
日本内科学会